
GoPro「バーストスローモーション」とは?特徴と使い方ガイド
GoPro HERO13やMISSION 1 PROシリーズで搭載・強化された「バーストスローモーション」を解説。対応モデルや、対応プリセット、通常の高fps撮影との違い、シーン別の使い分けをガイドします。
更新日: 2026.7.26公開日: 2025.10.22
バーストスローモーションとは
バーストスローモーションとは、GoPro HERO13 Blackで初めて搭載され、2026年発売のMISSION 1 PROシリーズで劇的な進化を遂げたスロー特化の撮影プリセットです。短時間を高フレームレートで切り取り、カメラ内やアプリで直感的に超スロー再生できるのが特徴です。
HERO13 Blackでは最大400fps(約13倍スロー)、さらに最新のMISSION 1 PROシリーズでは1080p画質のまま最大960fps(32倍スロー)という驚異的な超スローモーション撮影が可能となりました。
業務用ハイスピードカメラ(例:4Kで約1000fps、HDで数千fps)に迫るレベルの映像表現が、アクションカメラや小型シネマカメラの手軽さで撮影可能になったと言えるでしょう。
プロシューマーの現実的上限は、連続品質なら1080p/240fps前後(SONY NEX-FS700R1など)、短時間バーストで480~960fpsで、GoProのバーストスローモーションはこのレンジに達した位置付けです。
通常の「高fps撮影」との違い
バーストスローモーションは解像度・フレームレート・画角・録画上限がセット化され、目的に応じた最適値が最初から用意されています。マニュアル操作と比較して、露出や録画時間の見積もりが不要になるため、「超スローの成功率が高い」というのが大きな違いと言えます。
ただ、バーストスローモーションは「短時間の“決定的瞬間”を確実に超スロー化する用途に最適化されている」ため、長回しをしたい場合や高画質を求める場合は、通常の高fps撮影の方が最適です。
また、バーストスローモーションで撮影した映像は、編集でfpsを動的に上下させることで、映画のようなモーションを加えることもできます。
対応プリセット
HERO13 Blackの場合
GoPro HERO13 Blackのバーストスローモーションには、3つのプリセットがあります2。
| プリセット | 解像度 | フレームレート | 画角 | 最長録画時間 | スロー倍率の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5.3K/120fps | 5.3K | 120fps | 広角 | 5秒 | 約4倍 |
| 900p/360fps | 900p | 360fps | リニア | 15秒 | 約12倍 |
| 720p/400fps | 720p | 400fps | 狭角 | 15秒 | 約13倍 |
なお、HERO13のバーストスローモーションでは「400fps=狭角」「360fps=リニア」「120fps=広角」で画角が固定されています。
MISSION 1 PROシリーズの場合
| プリセット | 解像度 | フレームレート | アスペクト比 | 最長録画時間 | スロー倍率の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1080p/960fps | 1080p | 960fps | 16:9 | 10秒 | 32倍 |
MISSION 1 PROシリーズのバーストスローモーションは、驚異的な「1080p/960fps」での撮影が可能。最長10秒間の録画データは、通常の30fpsで再生すると5分以上の映像となり、映画『マトリックス』のような32倍の超スローモーション表現が可能になっています。
なお、この最大960fpsのバーストスローモーションは「MISSION 1 PRO」および「MISSION 1 PRO ILS」専用の機能であり、標準モデルの「MISSION 1」には搭載されていない点に注意しましょう。
対応GoPro
バーストスローモーションに対応するGoProとプリセットは下記の通りになります。
| プリセット | 対応モデル | 狙い | 最適なシーン |
|---|---|---|---|
| 5.3K/120fps | HERO13 Black | 迫力+画質の両立 | 短い決定瞬間、被写体近接、後編集重視 |
| 900p/360fps | HERO13 Black | 滑らかさ優先 | 水しぶき、雪、粉塵、スポーツ動作解析 |
| 720p/400fps | HERO13 Black | HERO13での最大インパクト | 超スロー演出を入れたい場合 |
| 1080p/960fps | MISSION 1 PROシリーズ | 究極のシネマティックスロー | 映画のような極限のスロー表現(マトリックス効果など) |
現状では、MISSION 1 PROシリーズ、HERO13 Blackのみに搭載されているため、使いたい場合はこのうちどれかのモデルを購入することになります。
バーストスローモーションのプリセットの使い分け
バーストスローモーションのプリセットは次のように使い分けると良いでしょう。
| プリセット | 狙い | 最適なシーン |
|---|---|---|
| 5.3K/120fps | 迫力+画質の両立 | 短い決定瞬間、被写体近接、後編集重視 |
| 900p/360fps | 滑らかさ優先 | 水しぶき、雪、粉塵、スポーツ動作解析 |
| 720p/400fps | 最大インパクト | 超スロー演出を入れたい場合 |
| 1080p/960fps | 究極のシネマティックスロー | 映画のような極限のスロー表現(マトリックス効果など) |
HERO13 Blackを使用する場合、使いやすいのはやはり「900p/360fps」です。解像度も1080pから少し小さい程度でそこそこあり、かつ360fpsと最高クラスのスロー映像を撮影できます。目玉である「720p/400fps」については、解像度の面からかなり制限された使い方にはなります。
最新の「MISSION 1 PRO」シリーズ(MISSION 1 PRO / MISSION 1 PRO ILS)では、この解像度の制限は大きく改善。
MISSION 1 PROのバーストスローモーションは、フルHD(1080p)という十分な解像度を維持したまま、なんと960fps(32倍スロー)という驚異的な撮影が可能になっています。
スマートフォンの画面などで視聴する前提であれば、これまでのアクションカメラでは不可能だった極限のインパクトを与える最高の選択肢となります。
Footnotes
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