
GoProの「Log撮影」「GP-Logエンコーディング」とは?
GoProのプロ仕様撮影フォーマット「GP-Log」および最新の「GP-Log2」について解説。対応モデルや違い、メリット・デメリットをまとめました。
更新日: 2026.7.24公開日: 2024.7.3
Quick Picks — Log撮影対応モデル 早見表(GP-Log / GP-Log2)
更新日: 2026.7.24MISSION 1
自然なトーンと最大級のダイナミックレンジを実現するGP-Log2に対応。本格シネマカラー編集が可能に
HERO13 Black
10-bit GP-Log撮影に対応。LUTを使った本格カラーグレーディングと手軽さを両立するフラッグシップ
MAX 2
360度全天球撮影で10-bit GP-Logに対応。パノラマ映像のカラー補正幅を劇的に向上し、360度撮影でもプロレベルのカラー補正が可能。
動画における「Log」とは何か?
動画の撮影フォーマットにおける「Log(ログ)」は、広いダイナミックレンジを持つ撮影フォーマットです。Logエンコーディングに対応したフォーマットで動画を撮影すると、通常のビデオよりも、映像制作のポスト・プロダクション(編集段階)での柔軟な映像調整が可能となります。
デジタルカメラに詳しい方なら「RAWと同じこと?」と思うかもしれませんが、少し異なります。
Logデータは、RAWデータと通常データ(Rec.709)のちょうど中間にあたるもので、情報が多く残っていながらも、ある程度データが圧縮された状態です。
要するに、基本的な動画構造が保たれつつも、「色」というフレーバーがまだ追加されていないフォーマットということです。
Log撮影された動画は、編集時に「LUT(Look Up Table=ルックアップテーブル)」を用いて色深度や滑らかなグラデーションを表現し、カラーグレーディングを行って仕上げます。
GoProのLogフォーマット(GP-Log / GP-Log2)
GoProではHERO12 Blackで初めてLogフォーマットに対応し、「GP-Log」として提供を開始しました。その後、HERO13 Black、MAX 2、そしてコンパクトシネマカメラであるMISSION 1シリーズ(MISSION 1など)などのモデルにもLogエンコーディング機能が搭載されています。
GoProのLogフォーマットには、HERO13 Blackまで対応する「GP-Log」と、MISSION 1シリーズが対応する「GP-Log2」が存在します。
GP-Log2
- 対応モデル: MISSION 1シリーズ(MISSION 1、MISSION 1 PROなど)
- 特徴: 10-bitカラーとLUTを使用し、ハイライト部やシャドウ部の情報を多く残して広いダイナミックレンジを表現できるという基本のメリットは引き継ぎつつ、カラーグレーディングにおいて、より実際の見た目に近い自然なトーンに仕上げられるよう改善されています。
GP-Log
- 対応モデル: HERO12 Black、HERO13 Black、MAX 2など
- 特徴: 10-bitカラーエンコーディングを使用し、ダイナミックレンジを最大化して記録します。編集時にLUTを用いて色深度や滑らかなグラデーションを表現するための機能です。
どちらも広いダイナミックレンジを活かしたプロレベルのカラー編集向けの機能ですが、GP-Log2は最新の大型センサー搭載モデルなどに合わせてチューニングされ、より自然でリアルな色表現がしやすくなったアップデート版と言えます。
なお、Log撮影された映像は編集前の状態では低コントラストで色褪せた(くすんだ)状態で保存されます。ポスト・プロダクションでカラーグレーディングを行わない場合は、通常の動画モードで撮影するのがおすすめです また、明暗部の映像クオリティを高めるHDRモードは、撮影時にリアルタイムで合成処理を行うため、後から色調整を行うLog撮影とは使い方が異なります。

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GoProでLogフォーマット撮影をするメリットとデメリット
メリット
- プロレベルのカラー編集が可能: ダイナミックレンジが広く、黒つぶれや白飛びを抑えた広い調整幅が得られます。
- 高精度な色表現: 10-bitカラー対応により、空のグラデーションや肌のトーンなどを滑らかに表現できます。
- GP-Log2による自然なトーン: MISSION 1シリーズで利用できるGP-Log2では、より実際の見た目に近いリアルな質感への調整が容易になっています。
デメリット
- カラーグレーディング(編集)が必須: 撮影直後の映像は色褪せて見え、LUTの適用や色調整の手間がかかります。
- 知識と環境が必要: 映像編集ソフトやLUTの扱いに関する基礎知識が必要です。
アクションシーンを撮影してSNSにサクッとアップロードするような用途であれば、無理にLog撮影を使わず通常のカラー設定で撮影しても十分に綺麗な映像が得られます。

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